ニシオギDRUNKerシンブン

再開発に反対するニシオギDRUNKerです。各地レポも。

他の地域の再開発

中野サンプラザ、迷走中!: こっちの隣の街もたいへんだ !

広場が暫定的に開いた中野サンプラザ 中野のシンボル、サンプラザをなくさないで !! そんな区民の声もどこ吹く風、サンプラザを守る公約で当選したはずの酒井区長が「サンプラザのDNAを守る」として計画したのが、62階建て、262mの超高層ビル。もちろん中に…

祝 !! 都市計画道路中止決定 !! at 武蔵境

事業認可されてしまうと、どんなに古い計画(戦後復興や64年オリンピックのときのものなど)であってもそのまま実施されてしまう、とされている東京都の都市計画道路(東京都以外では国の方針もあって見直しが始まっている)。この西荻窪の補助132号線しかり、「…

世田谷区の「まちづくり」:明大前、下高井戸、桜上水

世田谷区と杉並区の重なるエリア、京王線の明大前、下高井戸、桜上水の三駅で、まちづくり協議会活動が行われています。2025.3.1に、下高井戸にある松沢まちづくりセンター(世田谷区)にて、三地区の合同報告会が開かれたので、行ってきました。報告会には…

石神井公園裁判、高裁敗訴

石神井公園南口駅前再開発(1区画まるごと潰して26階103mと9階建てのビルに)による立ち退きと景観悪化を訴える住民訴訟が2025年1月22日、控訴棄却で結審しました。一審では工事の執行停止が出て、地権者の権利への配慮が見られたものの、直後に高裁が取り消…

立石:葛飾区住民訴訟(前編:裁判について)

立石再開発については、これまでも注目してきました。これほどの規模での再開発、しかも低層の庶民的な商店街から超高層タワマン3棟(+13Fの区役所)へと街の形が180°変わる。なんといっても、元の立石が「吞んべえの聖地」であることから、西の吞んべえの…

立石:葛飾区住民訴訟(後編:再開発について)

葛飾区・立石の南北駅前、低層の庶民的な商店街から超高層タワマン3棟(+13Fの区役所)へと街の形が180°変わる巨大再開発。 再開発そのものはなかなか裁判で争うことが難しいのですが(それもおかしな話ですが)、現在葛飾区民のみなさんが葛飾区役所の移転…

石神井公園ツアー : となりの街が大変だ ! Part.2

2024.10.6石神井まちづくり訴訟サポーターズによる「再ハッケン!石神井のまち」ウォーキングツアーに参加してきました。なんと参加費2000円。と、いうのは訴訟費用のカンパ集めのイベントだから。なるほど、こういう方法もあるのか、と納得。集合は南口火車…

都市計画塾レポート:池袋

[阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会]で行っている連続講座[都市計画塾]vol.6「公共用地デベロッパー:事例編」で取り上げる街を実際に訪れ、レジュメを制作しました。 話だけではわからない、実際に行ってみた街の風景や再開発の工事の様子などを提供し…

都市計画塾レポート:中野

追記:朗報!! 2024.10.11中野区議会特別委員会で「野村不動産JVが施工認可申請取り下げ」と報告があった。2639億円予算から900億円以上オーバーする見込みで、事業施行が困難という理由。区の方針としては、事業認可範囲変更しコンセプトを変えず計画維持…

都市計画塾レポート:芝三丁目

[阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会]で行っている連続講座[都市計画塾]vol.6「公共用地デベロッパー:事例編」で取り上げる街を実際に訪れ、レジュメを制作しました。 話だけではわからない、実際に行ってみた街の風景や再開発の工事の様子などを提供し…

都市計画塾レポート:立石

[阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会]で行っている連続講座[都市計画塾]vol.6「公共用地デベロッパー:事例編」で取り上げる街を実際に訪れ、レジュメを制作しました。 話だけではわからない、実際に行ってみた街の風景や再開発の工事の様子などを提供し…

23区の再開発

2022年にまとめた都内の再開発です。ちょこちょこ改訂して使っていますが、どんどんひどい事例が出てきて追いつけません。 「○○の再開発事業見直し」「タワマン建設がストップ」「公園が拡大」なんてニュースがあるといいのですが。

判決編:判決不当!石神井公園裁判

石神井公園駅前にある「ど根性ガエル」のイラスト(練馬区設置の地図)。ど根性ガエルの世界にありえないタワマンをちゃっかり描き込んでいて失礼千万。しかもピアレス?とEmioの差が少ない。 2024年7月29日、石神井公園南口再開発事業認可差止め訴訟の判決言い…

解説編:判決不当!!石神井裁判

「事業に違法性があるとは認められず、地区内の原告の訴えを却下、地区外を棄却」!! 7月29日、衝撃の判決の出た東京地裁・石神井公園駅前再開発事業認可差止め・住民訴訟。 判決編に引き続き、弁護士さんの解説と、質疑応答です。 判決全文はこちら。 nish…

練馬区、石神井公園景観条例を棄てるのか?

西荻窪補助132号線をどんどん北に向かう。そこが、石神井公園(駅)。ここでも凶暴な再開発の嵐が。 西武池袋線・石神井公園駅は、北口は電車高架に伴い、典型的な再開発の駅前となっていて、大きなロータリー、公共施設と商業施設が入り、上にはタワマン、と…

石神井庁舎はどうなるの?

練馬区、石神井公園景観条例を棄てるのか? - ニシオギDRUNKerシンブン 右の建物が、上記事に書いた「再開発ビルに移転」の富士街道沿いの練馬区石神井庁舎、です。 移転して、この跡地を練馬区はどうするのでしょうか? 手前のガードレールをごらんください。…

羽村(後編):羽村駅西口区画整理の22年

羽村の多摩川沿いの伝統的な街並みを全部碁盤目に変える、乱暴すぎる道路事業の話、後編です。 羽村(前編):玉川兄弟と中里介山の地で。 - ニシオギDRUNKerシンブン ざっくりいうと、これ(享保年間の古地図:羽村市郷土博物館)から こうなった(駅前の案内図を…

羽村(前編):玉川兄弟と中里介山の地で。

〈阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会〉の企画で、今年の4月13日に「羽村駅西口土地区画整理事業住民訴訟」を担当している山本志都弁護士を呼んだ講演会がありました。 その裁判では一度は住民側が勝訴するという画期的なことがあり(しかし荒技でひっ…

地図を描く、本を作る

ニシドラは個人で運営しています。 都内各地の再開発の現地にも足を運んでいます。 特に今ひどいのが板橋区の大山と葛飾区の立石。立石は京成線の連続立体交差化(高架)にあわせて、なぜか北口駅前に120m、南口に125mの高層ビルが。周囲に高い建物がなく、空…