前記事で、西荻窪補助132号線を含む区内3路線の「拡幅・(新設)延伸ありき」の「(仮称)デザイン会議(2024.6.2)」について、怒りの10000字を書き連ねましたが、よくない道路があれば「整備」するべきだということくらい、同意しているんですよ。それが(立ち退きをともなう)「拡幅」一拓になっているから文句を言っているだけで。そしてたいして問題のない道路を「拡幅整備」することに膨大な予算をつけていると、問題のあるところに費用がまわらなくなってしまう。
私はほんとうのニシオギ交通問題は、北口のバス乗り場だとずっと主張しているし、そこは、各機会で発言して賛同も得られている。しかし意外と区の職員でも実情を知らない人もいて(ニシオギ在住の岸本区長はさすがに知っている)、なにを見て道路整備を考えているのだろう、とも。
「そういうことはデザイン会議で言え」かもしれませんが「対案」はあります。
トップ写真の「松岡ビル」ですが、現在耐震強度不足により、取り壊し間近です。
(2024.6.25撮影)。区の出張所も入っていた。地下はルノワール。
これを「活用」することこそ、千載一遇のチャンス。ここで動かないと、10年スパンで駅前はこのまま、交通の不安な状態が続いてしまいます。
ニシオギは小さな街ですが、住民と来街者からの愛着が強く、歩行者がつくる「いい雰囲気」があります。が、このような車やバスの動線は個人や、街の事業者だけではどうしようもありません。
そこで、区役所(デザイン会議含め)、JR東日本、JR関東東日本都市開発、関東バスに、以下の提案書を送りました。
バスの動線だけでなく、駅前から商店街に屋根をかけるというのは、歩行者にとっては百利あって一害なし、みんなの望みだと思います。補助132号線(北銀座通り)は「どうせ拡幅するから」と、ずっとアーケードを直さないし、途中非協力的な建物の前は切れているしで通行人は傘を差したり畳んだりしながら歩いています。駅のアプローチも屋根が中途半端で、雨の朝はいつも混乱しています。
ウォーカブルな街、というなら、アーケードはマストだと思うのですが。それに、JRも関東バスも「歩行者」がお客様なわけでしょう。
関東バス(お客様窓口)からは6月4日づけで回答が来ました!!
「ご意見は当社運輸部の計画担当に伝えます」「杉並区では道路の拡幅と駅前広場の充実を目指し、計画しているようです」「当社としても、杉並区の整備計画に協力していきたいと思っています」
と、いう内容でした。
まぁ、行政が主導だからね、という予想通りの反応でしたが、回答をくれただけでも、関東バスは誠意があります。
JRとJR都市開発からは無回答です。