ニシオギDRUNKerシンブン

再開発に反対するニシオギDRUNKerです。各地レポも。

善福寺川上流調節池の現在2025.11月 : 資料編

 

zenpukujigawa.com

 

 

善福寺川上流調節池の問題で活動しておられる「善福寺川流域の自然と暮らしを守る会」が、ニュースレターの制作を開始されました。

 

レター下半分の「都庁ヒアリング」で議題となった事項について、開示請求で得られたデータに基づく事前レクの概要は以下。

 

●代表的な水害である2005年9月4日水害のデータと関連資料の問題点の指摘


①都説明会資料水害記録冊子は神田川水系であるのに対し、開示請求資料は東京都全体であり、浸水面積と浸水家屋の数値が大きな値になっている。被害を大きく見せようとしている疑いがある。
②開示された調査委託報告書では時間最大雨量75mm想定の浸水面積226ha・浸水家屋22567棟であるが、説明会資料は2005年水害・時間最大雨量112mmの時の浸水面積124.49ha・浸水家屋3392棟となっている。調査の想定である75mm(2005年水害の実際の雨量112mmの67%)で、浸水面積と浸水家屋数が大きくなっており、明らかにおかしい。
③環七地下調節池が現在54万㎥+工事中68万㎥(現在稼働しているのが善福寺川神田川、工事中のものが妙正寺川取水)、白子川地下調節池21万m3を合わせて合計143万㎥。これら神田川流域の貯留量の相互融通により、時間あたり100mmの集中豪雨にも効果発揮と都は言う。このことから、環七下流神田川善福寺川の合流地点から下流の被害は少なくなるので、善福寺川の便益は減少する。
④水害記録冊子の水害被害額は数百億円の開示資料より少なく、便益はさらに少なくなる。

 

説明会資料はこちら。

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kensetsu/r702setsumeikai01


●2017〜2025の委託報告書における費用便益(B/C)分析の問題点


A 2017年3月 善福寺川上流部治水対策委託報告書
B 2018年3月 委託報告書(善福寺川単独B/C2.05)
C 2019年2月 善福寺川基本検討委託報告書
D 2021年3月 善福寺川基本検討委託その2
 神田川流域河川整備計画全体B/C3.37
E 2025年2月 善福寺川説明会神田川全体B/C1.41

①Bの善福寺川調節池建設費590億円、E時点では1557億円で、2018年から7年で2.6倍になった。
神田川全体でのDとEを比較すると、D2021年の便益9863億円・費用2927億円、E 2025年便益6814億円・費用4844億。便益は減少し、費用は大幅に増加している。2021年段階で事業正当化のため過大な便益算定を窺わせる。
③Eでは、神田川流域河川整備計画の事業毎の事業費が示されているが、善福寺川調節池は容量1000㎥あたり468.7百万円(江古田川193㎥、妙正寺川195㎥)と、他の事業費と比べ突出している。このことから、善福寺川のB/Cは1を下回る可能性が高い。

 

nishiogidrunker.hateblo.jp