ニシオギDRUNKerシンブン

再開発に反対するニシオギDRUNKerです。各地レポも。

再開発シリーズ新作動画です。


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2026.7.18共同テーブル「平和推し」フェスティバルに出展した3分ビデオ「Peace from Street みちばたの平和」が優秀作品に選ばれました。「平和」がテーマですが、サムネイルにどかんと出ているとおり、いつものように「再開発」の話です。

 

7.18「平和推し」フェスティバル - 共同テーブル

 

会場が板橋グリーンホールだったので、「大山推し」しています。撮影に行ったときの状況を記事にしました。

https://nishiogidrunker.hateblo.jp/entry/2026/08/02/003541

 

昨年12月の「再開発 of the DEAD」で、再開発はよくないね、と「野党は批判ばっかり」だったので、「じゃあ、どんな街ならいいの?」というセルフアンサー編です。

 


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今年4月の「広範な国民連合」総会でのスピーチ「AFTER TOKYO 2020 東京はどこへ行く」を元にしています。ついでにそのスピーチも動画にしました。


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おまけ : 探していたら出てきたムサコの写真



 

タワマンが建ったあと : 十条

 

 

「Peace from Streetみちばたの平和」撮影で、大山の現状を見たあと、十条まで行き、「十条の話は今度」で終わっていたのですが、ついに書きます。

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大山と十条の間にあるのが、板橋こども動物園。動画に出てくるニホンノウサギのイーブイくんはここで撮影しました。2020年にリニューアルされて、ガチの屋上緑化がされ、2025年にはグッドデザイン賞も受賞した、小さな動物園です。

 

加賀公園には、いきなり「黒色火薬を作る」と、ぎょっとする看板と巨大なローラーが。十条は「軍都」で陸軍施設が集まり、今も自衛隊駐屯地がありますが、いくつかの遺構が保存されています。中央図書館もそうですね。

このあたりには火薬工場があったのですが。

石神井川沿いの団地の中にはグリーンパークとして、レンガの外壁が埋め込まれていました。

あれっ。十条の川沿いの火薬工場といえば…

『大菩薩峠』の洋学(武器)好きの駒井能登守が失踪したのち、駒井甚三郎として幕府の秘密工場で研究してたのが、十条ではないですか ! 

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そんな流浪の元お殿様・駒井(ほとんどの登場人物が流浪している)も活躍する『大菩薩峠』。トロールの森2026にて朗読します。初日11月3日はまちなか 、12:00~16:00西荻窪北口・茶舗あすか前です。冒頭には道路と樹木伐採の話をします。よろしくお願いします。

 

以上、宣伝でした。

閑話。

十条駅が見えてきました。

そびえるタワマン。

その手前に。

十条周辺には補助83号線と73号線、ふたつの道路計画が街を十字に分断します。南北道路の73号線は、十条銀座商店街の中をぶった切り、駅前のタワマン広場を通って、ここから南に。

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kensetsu/000008757

老舗の木造建築の酒屋さんに「燃え広がらない街」「防災道路」で、立ち退けといわんばかり。

「相談窓口」が民間委託「住商レジデンシャル」ですね。タワマンは東急・日鉄興和なので、目の前のタワマンに入れるわけではない、のだろうか。なんか売れてないらしいですけど。

 

そのタワマンが、こちら。

ザ・タワー十条。146.16m、39階、578戸。4階までは商業施設で、補助金を入れ、テナントを埋めるため、北区のJ&L(ジェイトエル)という図書館などの施設が入っています。

ジェイトエル - 東京都北区

この計画は「駅前広場の整備」ということになっていて、線路との間には比較的広い歩道が設けられていました。

 

十条銀座のアーケード入口の西側の、スナック街だったあたりです。

 

十条銀座本体の大きなアーケード通りには補助73号線はかからないのですが、途中で西に延びる西通り(アーケードが連続している)を分断する形です。商店街が突然ぶった切られており、その先の住宅地には道路用地として取得されたフェンスが続きます。

 

十条銀座の中で、シブい存在感のあった魚屋さん、魚鈴本店が取り壊しになっていました。鮮魚だけでなく焼き魚や煮魚を並べていて、仕出し屋さんぽいのです。6階建てのビルになります。

仮営業をしているのが、上の道路反対幟の写真の右側、発泡スチロールが見えるところ。スーパーしなのやの裏です。そこは道路で立ち退きになる場所では?と思いましたが、そこまでには元のところに戻るからいいのか。

道路や再開発で立ち退きが予定されている場所は、いわゆる「わけあり物件」になります。すぐに退店できるようなテナント(カプセル屋とか、ストレッチとか、期間限定の貸し店舗とか)や、あとはコインパーク、駐輪場などになります。それは確実に商店街の力をそぎます。「にぎわい」どころではないのです。

そういう「わけあり物件」は安いので、うまく使うこともできるはずです。若者(でなくてもいいが、アマチュア的な)がチャレンジで出店するとか。あとは外国人ですね。あちこちでそういう「わけあり」的なところに、ハラルフーズなどのお店が増えています。

 

こういう外国人のお店は、同国人やハラルを求める固定客がいるので、割とどんなところでも開けます。それが商店街の空き店舗を埋めてくれて、救いになっているのではないでしょうか。

しかし。

「経営管理ビザ値上げ問題」が立ちはだかります。これは外国人の人たちだけではなく、日本の商店街にとっても大きなダメージを与えることになります。

www.change.org

 

道路、再開発、そしてカレー屋潰し、今はまだ元気な十条銀座にも、そして、どこの街であっても、これらのダメージはひしひしと押し寄せてきます。そんな事業を進めておいて、よくまぁ「にぎわい」などという言葉を振り回せるものです。

祝 ! 練馬区美術館全面再開 !! 「こうならなくってよかったね」太田市美術館図書館レポート

練馬区の吉田新区長が公約通り、練馬区美術館・貫井図書館、隣接するサンライフ練馬の建て替えを白紙にし、「再整備」方針の検討に入りました。おそらく、改修は必要となってくるものと思いますが、いったん「最後の展覧会」をやってしまい、これまで宙ぶらりんになっていた美術館が全面再開しました。おめでとう ! 見に行ってきました。

 

練馬区立美術館コレクション 若林奮-Run and Rest-|寺田真由美-不在の存在- | 展覧会 | 練馬区立美術館

2026年7月25日から若林奮「Run and Rest」寺田真由美「不在の存在」の二つの展覧会が、ずっと閉まっていた第一第二展示室それぞれで開催されています。10月18日まで。これは二人とも(若林氏は故人)美術館に新寄贈した作品のお披露目展で、美術館は閉まっていても、アーティストから信頼されて収蔵・研究活動に励んでいるものなのだな、と思いました。それをお披露目できるというのは、再開の喜びの表現にも見えます。

 

サンライフ練馬

アーツ中村橋 2026―わたしとまちの記憶 | 展覧会 | 練馬区立美術館

同時(9月12日から11月8日)に、中村橋の街やサンライフ練馬も使った「アーツ中村橋2026」という企画が行われています。これは去年から始まった企画で、要するに去年は美術館が閉まっていたから、そこでなんとかやろうという感じだったのでは、と思ってしまいますが、でもこういう街でやる展覧会は楽しいですよね。無料です。

杉並区でも11月3日から11月23日は野外&まちなかアート展「トロールの森2026」が行われますよ ! 私も出展します。

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以上は宣伝でした。

しかし、アーツ中村橋、今年は美術館も使えるのがやはりよいことです。大小島真木さんの大型作品がロビーを覆いつくし、袴田京太郎さんが第三展示室を使い、飯田竜太さんの繊細な作品がちょっと見逃しそうな場所に置かれています(昔ロビーでカフェをしていたので、そのための小窓にあります)。

袴田さんのは個展といってもいいくらいたくさんの作品が、「戦時下の彫刻(芸術家が国家に奉仕していた)を、今、戦争で不足している発泡スチロールで再現する」という大型彫刻を中心に、がっちり構成されています。美術館の前にも野仏がいます。

 

さて、ここからが本題です。

練馬区美術館・貫井図書館は建築家・平田章久氏の設計で建て替えを予定していました。が、工費高騰により、予算が急増。それもあって止まっていたのです。

しかし、それだけではなく、これで大丈夫なの?というようなデザインで、区民や専門家からの批判がありました。美術館では展覧会で設計案も出品されていて、私も見にいったのですが、けっこう頭を抱えるような感じでしたね。

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批判のひとつに「太田市美術館図書館」とそっくりだ、街の顔だ、個性(練馬区は富士塚で、太田市は前方後円墳)だと言っているのに、これじゃあ太田市のコピペ ! というものがありました。平田展に太田市のも出ていたのですが、私は「あ、これが練馬区のか!」と最初思ったくらい似ている。

そして、他の批判にある構造上の問題の多くも、すでに太田市で実際に起きていることだ、と。

 

で。2026年8月、行ってきました。群馬県太田市。

 

駅前の好立地だが

 

問題の太田市美術館・図書館は太田駅北口の目の前にあります(館内の撮影は受け付けで申請が必要)。

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なお、南口の駅前は南に向かって広い大通りがずっと伸びており、最初はホテルとかなのですが、その先は大通り沿いにぎっしりと風俗店(キャバクラとかフィリピンパブだけでなくて、もっとガチなものも)がギラギラに立ち並ぶというすごい景観です。かつての西川口よりもすごい。貸自転車(駅の観光案内所で200円/1日。坂が少ないのでお勧めです)で通ったのですが、帰りに道を間違えて写真が撮れなかったのが残念です。興味のある方はストリートビューなどでどうぞ。

いきなり問題点ですが、開館時間。10:00~20:00(美術館は18:00)まで、となっていますが、「図書コーナーは18:00まで」なのです。図書館なのに「図書コーナー」というのもどうかと思いますが、じゃあどこが20:00までなのか、というと、1Fのカフェとロビー的な雑誌閲覧(ブラウジングコーナー)だけ。

駅の真ん前に図書館があれば、通勤・通学時にどんどん利用できるじゃないですか。杉並区は9:00~20:00(一部は21:00)、新宿のほとんどの図書館なんて9:00~21:45ですよ。せっかくでかい図書館を作っても、市民が本に親しむ機会を増やしているとはいいがたいのでは。

 

そして、その結果、2Fにつながるスロープから始まる本棚には、係員がこうしてロープを張りにきます。毎日それをやるのも面倒ではないかと。

こうした「貼り紙と仕切りだらけ」の運用があちこちにみられます。それは明らかに動線の設計が悪い。

 

シームレスなつくりのはずが

私は16:00ごろに到着し、まず美術館の企画展(常設はない)を観覧。展覧会は1Fから始まります。

1Fには2室あって、それを出ると2Fへはスロープで上がります。

展覧会は3人の作家がそれぞれ1部屋ずつ使う構成だったのですが、なんか、展覧会の途中にこういうところに出るのもちょっと興ざめ。

 

このテープの反対側には、こんな張り紙。文具クリップで止めるのもけっこうデザイン台無し感があります。が、デザインそのものに問題があるので、こういうことをしないといけなくなる。

これを1Fの外側から見ると、こうなっています。「創造の道」なのに、それが閉ざされている。

 

有料エリア(展覧会)と無料エリアの仕切り方は、けっこう悩ましいものがあると思いますが、設計段階でちゃんとそれを悩んだのでしょうか。できあがってからの運用任せになっているようにみえます。

2Fと3Fのリンクもこうなっています。

 

平田章久氏ご自慢の「からまりしろ」のテラスもこのありさまです。この日は雨のためクローズでした。使える日が少ないのでは。

 

3Fのトイレです。「開閉注意」の貼り紙があります。そりゃあこんなの、ドアだと気づきにくいですよ。貼り紙がないと通路が続いているように見えるかもしれない。まるでリミナルスペース。それってホラー?壁と段差がないのもまぎらわしいです。ちなみに、ドアがとても重い。子どもとか高齢者は大丈夫か。

 

展覧会はホワイトキューブでできるのだが

 

展覧会そのものは、とてもよかったです。すげえよかった。学芸員さん、作家さん、美術館スタッフさん、ありがとう!

ディスりたいのは建物の設計であって、美術館の内容ではありません。むしろ小さい(けっこう狭い。受け付けで「どのくらいのボリュームですか?」と失礼なことを聞きましたが、「点数はそんなに多くないです」は、参考になりました。展覧会って、観覧ペースが大事)ながらも優れた企画をしていて、学芸員さんとかは(建築による制限の中で)がんばっているし、センスもあるのだと思われます。そういう人たちが「使いにくそう」なのがかわいそう。

www.artmuseumlibraryota.jp

この時にやっていたのはこちら。「本と美術の展覧会 vol.6」という継続的に、この美術館ならではの本との関連を打ち出した展覧会です。でも図書館は18:00に閉まる。

1室目には折笠良さんの映像と、そのために作った「文字、言葉が崩壊していく街」のオブジェ。映像がとても怖くておもしろくて見入っていましたが、その間、他のお客さんは来なかった…。平日とはいえ、夏休み中ですが。

 

2室目は大城夏紀さん。万葉集とサッフォーをモチーフにしたプロジェクションマッピングです。

やはり誰も入ってこないので(ほんともったいない)、こういうことをして遊んでいたら、あまりに長くいるので「出口がわからないのでは」と心配した、前の部屋の看視員さんが様子を見にきてくれました(この部屋は無人)。

出口は左の階段の上です。わからなかったわけではないのですが。バリアフリーではないですね。階段の上にはドアがあって、自分で開けて、さっきの「創造の道」に出ます。こんな奇っ怪な美術展の動線は初めて見ました(今はいろんなとこ(アーツ中村橋とか)で美術を展示するので、スムーズな動線はマストではないが。私も某瀬戸内の芸術祭で「迷う人たち」のためのボラをしましたが、そういう「ヒューマンな」案内は、むしろアートには必要。しかしそれは瀬戸内海の田舎の島の話。ちゃんと作った駅前美術館ではない)。

 

私は、前日にアーツ前橋という商業施設をリノベーションした美術館に行きましたが(ここの展覧会もよかった)、複数の部屋をスムーズにつないでいましたよ。意外と広くて、後半時間足りなかった!

 

太田市美術館の、大城さんの作品は「創造の道」にも展開しています。これはガラス窓で直射日光。作品の素材が頑丈でないと展示できないですね。

 

2Fは松元悠さん。法廷画家でもある松元さんは、自分が傍聴した裁判のイメージをふくらませてシュールな光景を構成します。今回はマンガもあって、壁の版画と対になっています。たとえば、右の「いつものタワマン」は、自分がいつも乗っている電車から見えるタワマンで殺人が起こったが、そこは昔は池でスッポンがいた、ことから。ちょっと以前、の事件と現代と過去をつなぐアート!地面の記憶!死とか事件を媒介として、土地の記憶を「今」に叩き込む、「罪と罰」!

とても見ごたえがありましたが、この美術は、どこであってもホワイトキューブがあればできる展示ですよね(巡回してほしい)。結局、美術展というのは企画と作品が命なのであって、めんどくさい動線とかはむしろ妨げになると思います。

屋外作品が建物や池とコラボしている(豊田市美術館、国立近代美術館など)とか、建物に組み込まれた常設作品(青森県立美術館、金沢21世紀美術館)、美術館自体が建築と一体(豊島美術館など)とかなら、建築と作品の関係性はわかるのですが。そういえば、ここは屋外にも屋内にもシンボルとなるようなパブリックアートがありません。建築だけに全振りした感じ。

でも、この部屋でやっと他のお客さんがいた。よかった。

 

いよいよ図書館です。

 

3Fで展覧会は終わった(展示室3は大城さんのセルフワークショップ。誰もいなくて、用意された木型で勝手に拓本みたいなことをする)ので、上から見ていきます。

図書館機能はレファレンス・ルーム。ゆったりしたテーブルと豪華なオフィスチェアみたいのが配されていました。利用者は1人。

2Fの目玉はアートブックコーナーです。今回の展覧会の関連書籍なども並べてあります。しかし。

暗い!!

 

さらに暗い。室電が暗いから、本棚に照明をつけていますが、それって一日中(10:00-18:00)さらされてたら、本が傷むのでは。あと、棚の足が奥が上がっているのがわかりますよね。これは床が斜めになっているからです。本を落ち着いて見られる環境を作ろうとしていないと思います。

図書館員さんが返却本を戻すとき、ワゴンで持ってきますが、斜面だといちいちロックかけないといけないかも。美術本は重いし。

 

その暗さを補うように、突然ネオン(LED管)です。

 

えほんコーナーはくつをぬいであがります。

しかし、誰もいないので、この子ども靴はダミーです。いろいろ運用に苦心しているのがうかがえます。

 

この図書館は椅子が自慢で、これは地元企業が特注で作った亀チェア。それはいいのですが、上写真の透明椅子。こじゃれたスポットによくある椅子ですが、座り心地のいいものではありません。キッズサイズもありますが、安全性はどうなのかな。落ちるぶつかるリスクは。

各所にある椅子が全部違う、そのことをフリーペーパーの漫画にしていました(そういう図書館員さんの努力はすばらしい)。その中でもバーカウンターみたいな椅子が「どうやって上げ下げするのかわからない」というネタがあり、なぜそうやっていちいち解説しないといけないアイテムが多いのだろう。

 

ところで、キッズコーナーなのに本棚が6段って、高いと思いませんか?

 

153cm、発達のいい小学校6年生よりは小さい大人の私が、背伸びせずに手をフルに伸ばして、これです。

さぁ、いよいよ太田市図書館、そして今大ブームの映え図書館でおなじみ、アレをディスりますよ。

 

高層本棚徹底検証

 

2Fから1Fのスロープです。左上のが「バーカウンター」です。

13段プラス1~2段ありますが、本が入っているのは下の方だけ。上には面陳がしてあります。中野東図書館だと、ここはモック(ニセの背表紙の空箱)や適当な写真パネルでしたが、本当の本です。書名はどこからも見えません。かなり灼けています。そしてたかが1冊であっても、落下したら危険です。

灼けるのは当たり前です。この全面ガラス窓。一応カーテンを吊っていますが、設計では「外から本棚が見える」がウリでした。電車(左端)からも見えますね。ちなみに、青と黄色の丸いのは椅子です。

そして、手前に階段状の箱があります。

 

「高いところの本が読みたいあなた」はみどり(カーペット)のところを踏み台にして取ります…取れません。

まず、題名が下からは見えないので、何を取りたいのかも決められません。そういえば、著者名とか分野とかの表示がとても少なく(本棚に差してあっても下からは見えませんが)、どこにどういう本があるのかわかりにくいです。これは運用が悪い。時間がなくて(18:00閉館)、蔵書の内容は確認できませんでしたが、古めの本が多かったように思います。

 

踏み台の上はこんな感じです(オレンジのが私のサンダル)。かなり狭いです。足は23cm、発達のよい小学生より細い私で、こんな感じ。

 

ふつうの踏み台もありましたが…取れません。まだまだ上には上があり、あと3段。
「~~の街づくり戦略」、~~はたぶん赤字だったのでしょうか、色が完全に抜けています。あんまり新しい本でもなさそう。

 

図書館員の方がいたので、「どうやって取るんですか」と聞きました。「言ってくれればハシゴを持ってきて我々が取ります」「いちいち大変じゃないですか…」「ははは…」。しかも「言ってくれ」ようにも、書名が見えないのですよ。

本が灼けますよね、というのにも、困ってます、とのことでした。あたりまえだ。

 

高層本棚は本を「手に取って読むもの」ではなく、映える背景としてしか見ない、非常に失礼な発想です。この「手が届かない」姿からは、「人と本を遠ざけている」とみえないでしょうか?

本好きな人なら絶対にやらないことです。本が好きすぎて自宅で積みすぎて高層化している人はいますが。それも積みすぎると読まなくなりますよね(いや、いつか必ず読むもん !)。

 

18:00以降の図書館

 

ブラウジングコーナー。ブラウザって。この椅子はものすごく沈む。

 

物販はスバルグッズ多数。スバル羊羹もあります。ここと隣の大泉町(ブラジル人が多い)はスバルの企業城下町。昔は中島飛行機でした。あとは埴輪。

 

いい立地で、美術館の企画もいいし、本は…まぁ、蔵書数は多いみたいだし、もったいないことです。このテラスの広さ、そしてそれなのに雨に濡れている屋外テーブル。

 

練馬区はこうならなくてよかったですね !!

 

この美術館・図書館は清水聖義前市長の「マイレガシー」案件だったそうですが、3Fで「対話の市政」を揚げる穂積昌信新市長のPR動画が延々ループしていました。清水市長の動画だったのを差し替えたのかもしれませんが、これもどうなの、と思いました。

 

おまけ: 早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)

腐る(カビる)建築、クマ被害、こと隈研吾設計の早稲田大学国際文学館です。竹です。まだカビだけですが、割れてササクレますよね。まぁ、これ、要る?って感じの貼り付けオブジェなので、壊れたら取ればいいか。

中をチラっとみたら、案の定高層本棚でした。

増水した川に再び近づく


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2026.9.21、台風のため善福寺川にまたしても氾濫レベル4が出ました。

しかし、いつも書いていますが、原橋、原寺分橋の2カ所には、川のない住みたい街No.1武蔵野市の面積6割の下水が、大雨で落合水再生センターのキャパがオーバーすると、善福寺川に放出しやがる吐け口があります。

善福寺川上流調節池を作らなくてはいけない根拠は、豪雨時の増水で杉並区が危険、ということになっていますが、その増水の中身は何か、ということです。東京都は「大雨のため」だけを繰り返しますが、原因が雨でなく下水、武蔵野市の下水流入なら、違う対策が必要です。

(これは前回9.16調査のときも書きましたので、以下はこちらで)

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今回9.21の11:40撮影時点では、雨が小降り(雨水が川に直接入る量が少ない、かつ撮影(私)に危険がない)、下水が放出されている、明るい、と条件はばっちりです。ワンカットの動画でも証明しています。

以下、撮影順に。

原橋。下水は多少排出されている様子。
水位は低い。

原橋と宿橋の間にある水位目盛り。
原橋より水位が高い。

宿橋。
橋の下の管口は東京都(杉並区)下水吐け口。
武蔵野市と違い、広範囲のものが一か所から出るわけではないので、径は小さい。おそらくこの時点では排出していない様子。

原寺分橋の吐け口。
増水しています。
武蔵野市が盛大に放出しています。
相当臭いです。

原寺分橋側から撮影。
増水した水が上流方向にも広がっています。
川よりも勢いがある。

 

ところが!!!! 

 

原寺分橋上流(荻中下)。

同じ時点のものとは思えないでしょうが、動画のとおり、同じ時点で橋の左右でこれだけ違います。

善福寺川上流の増水・氾濫リスクは、住みたい街NO.1武蔵野市の下水放出。もう決まりでしょう。

 

環七調節池などの取水記録はこちらに出ます(9.22時点でまだ出ていない)。

水防活動の記録|水防活動の支援・取組み|東京都建設局

リアルタイムの水位はこちら(今回スクショできなかった)。

東京都 水防災総合情報システム

原寺分橋と原橋のライブカメラ。過去ログが見られない。原橋は吐け口が写っていない。

杉並区河川ライブカメラ|杉並区公式ホームページ

隣の街がたいへんだ ! : 中野よ、どこへ行く。

 

 

 

・「最後のピース」呼ばわりされる中野四丁目

 

11地区の再開発が計画/進行/完了の中野駅周辺。

すべてを高層ビルの森にしたい中野区とデベロッパーによって「最後のピース」として狙われ続けてきたのが、「中野四丁目西地区」です。サンプラザの真裏、新区役所の隣、「東地区」は1994年に丸井本社の入る高層ビル・サンクォーレ中野(戸田建設・三井建設)が建ち、ビルの谷間のようになっていますが、住宅地で一戸建ても多く、エアポケットのように静かな場所です。南側のサンプラザは大きく北斜面をカットしていて、日照に配慮しているし(ここの再開発計画は、北側の新井二丁目にまったく配慮していないので心配だ)。

伝書鳩を育てている家があるそうで、中野駅前の空をよく大量の鳩がぐるぐる回っているのは、ここ発進です。早稲田通り沿いには看板建築のお店もある(通販やイベントでパンを売っている様子)。

 

・『まちは言葉で できている』

 

ところで、「まちづくり」「再開発」などを考える人たちの間で、西本千尋さんの『まちは言葉で できている』(2025柏書房)が話題となっています。慎重に、丁寧に、自分自身の言葉に落とし込んで、「まち」を語っている、これまでの「街」についての本が語らなかった視点を持った本です。ぜひお読みください。

なんとこの中に、中野再開発と杉並・高円寺221号線、そして「さとことブレスト」を取り上げた一話があります。

さっそく、「現場」にて朗読をしました。

近日発表しますが、著者の西本さんとご縁がありまして、杉並でイベントも行います。朗読も「著者公認」をゲットしました(する前から読んでいたけど)。ぜひごらんください。

 


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・地区計画原案説明会/グランドデザイン

 

閑話。

その中野四丁目西地区について、地区計画原案が作られ、2026年8月7,8日、中野区が説明会を開いたので、8月8日、行ってきました。

 

冒頭、まちづくり課より「中野駅周辺ではさまざまなまちづくりが行われている」「今年5月には囲町東地区再開発(NTTビルの西側、三井のツインタワー+オフィス棟)のまちびらきも行われ、年末にはJR atreがオープンして南北自由通路ができる」「サンプラザと区役所跡地については、再整備計画の見直しを進めている」むね説明がありました。

ついでに、「撮影禁止」「進行を妨げる行為、ヤジは退出」。前日の説明会が大荒れだったそうで、それでですかね。

 

最初のあいさつもそうでしたが、説明のほとんどが、「中野区都市計画マスタープラン」や「中野駅周辺まちづくりグランドデザイン」といった、上位計画の中での位置づけ、つまり「最後のピース」として、埋めなくてはいけないのだ、というような話で、他の高層ビル(頓挫しているサンプラザ・区役所跡地含む)との連結(デッキで全部繋ぐ)や回遊、災害時の避難場所など、すべてが中野駅前全体の計画の中に組み込まれ、利用されるためのような印象。

中野区は「100年に一度のまちづくり(それ、渋谷区も言ってる。だからみんな同じになるんだよ)」という計画の巨大さにこだわり、「デカいことをするぜ」発想。それでは、この中野四丁目西地区という地域の独自性や歴史、ましてや現在の住民の生活があるのに、それらはすべて巨大事業の中に吸収されて消滅しろ、と言っているようなもの。これまでの囲町東(三井不動産)、囲町西(住友不動産・建設中)、南口の住宅供給公社の団地(住友不動産)だってそう。決して狭い範囲でもなく、個性をもったひとつひとつの街であり、生活であったものを、全部「グランドデザイン」のパーツにしてしまった。

 

しかもそれを「ここは三井、ここは住友、ここは野村、そして西地区は東急・住友」と、切り売りして縄張りを割譲しているわけでしょう(それは東京全体でも行われているが)。なんか日露戦争で朝鮮の権益や満州の租借権を譲渡されたり、ヨーロッパが植民地支配したアフリカ大陸に「まっすぐな国境線」を引いたり、サイクス・ピコ協定でパレスチナが勝手にやり取りされたり、そのくらいの暴力性を感じます。

後日、中野再開発についての市民学習会「タワマンだけが未来なのか」があり、そこで私は「この11地区、もっと前からの体育館移転(平和の森公園に移転。樹木伐採で相当批判された)しての区役所移転の玉突きあたりからの、グランドデザイン、それはつまり『中野を全部高層ビルの森にする』というデザインは、いったいどこで誰が決めたのか」と質問。サンプラザや区役所は、悪いけど、まだ公共施設区有地なので、ある程度「どうするか」を公共性の観点から行政が主導するのは仕方ないと思う(野村の計画が公共性ないから批判されたのであって)。しかし、人が現に住んでいる場所を、なぜ「デザイン=再開発、開発によってできた住宅を壊して再度開発」することを、勝手に計画していいのか。私の家を公共にしようという、都市計画ってそういうものですか?(今さらですが、朗読した「とるに足りなさとの闘い」は、私の言葉にするとこういうことだ)。

これに答えてくれたのは、地権者でもあり、区画・再開発連絡会の世話人でもあるIさん。「エリアマネジメント研究会という謎の団体が考えて、中野区に提案し、中野区が全面的に採用した」エリアマネジメント(エリマネ)というのは、特定の「エリア」の中でのさまざまな運用(マネジメント)を担うもの、というのが本来なはずですが、まだ「エリア」ができていないうちから、「エリア」に分割して全体を高層化・デッキでつなぐ、などのコンセプトを作るような権限があるのだろうか。「表向きは商店会や地元企業だが、実態はデベロッパー。ここは三井、ここは住友、という振り分けもエリマネ研究会がやった」。

 

・実際、どういう計画なのか。

 

総論的なことを先に書いてしまいましたが、実際の「中野四丁目西地区」についてのビジョンというのが、ぜんぜん少ないので。

なんかこんなような空の敷地の図面ばかりで(左は地上レベル、右はデッキレベル)、これでは地上48階地下2階、高さ180m、容積率600%の1020戸タワーマンション(東急不動産・野村不動産)だということが、まったくわからないじゃないですか。

記事トップに掲載した図面は、1つ目は上述の市民学習会でプリントしてもらった準備組合が作ったイメージ図。2つ目は、東京都に準備組合が出したもの。こういう「何を作りたいか」ちゃんとわかる図版が、説明会資料にはまったくない。

これを書くために探して見つけたのが、下に載せた「事業概要」の右図。ようやく「高さ」が表現されていますが、これは中野区のHPに載っていた「原案説明会配布資料」。いやいや、当日配布してないじゃないか、こんなの、しかもカラーで。これを隠しておいて、何の説明会なのか。

 

https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/machizukuri/machizukuri/nakanoekisyuhen/ikenbosyu_setsumeikai/ikenkokankai.files/202608070808_4nishigenansetumeikai.pdf

 

 

それで説明としては「周辺地区との回遊性の向上」「歩行者動線の結節点のアトリウム」「ユニバーサルデザインに基づいた水平・垂直方向の円滑な歩行者ネットワーク」「一体的な土地の合理的かつ健全な高度利用(※)」「都市型複合機能を誘導」「高品質なレジデンス」「オープンスペースの創出」「にぎわい空間による街並み形成」「みどりのネットワーク」「災害時における屋内外の滞留空間」で「快適で質の高い都市環境」を創出する。ゆいいつ具体的だったのが、「公共駐輪場」くらい(上の図に載ってないけど)。

どれもこれも、「グランドデザイン」と共通だし、なんなら他の再開発でも頻出するワードばかり。全部コピペ。だからどこの街も同じになるんだよ !

(※高度利用 : 正しくは「高層化」の意味ではなく、公園や道路などの公共性のあるものを整備して、土地の利便性や快適性を高めること。だが、実際は「高度=高層」となっており、行政もデベも知っていて捻じ曲げているのか、ほんとに高層しか頭にないのか)

私は聞き飽きた話で退屈だったので、これらのワードからの想像図を資料に落書きしていましたが(だってイメージ図が出てこないんだもん)、だいたい合ってるんじゃない?アトリウムを真ん中にした(そうすると建設費が高い)のが甘かったかな。

 

・質疑

前日は「荒れた」とされた質疑ですが、この日は淡々と質問が続きました。最初に手を挙げたのは5人で、うち4人が女性。あとでもう1人手を挙げ、その後2巡目で同じ人が質問をする、というくらい、質問者が少なかった(私は黙っていました。えらい)。

Q : 「新北口東」が商業・業務用途とあるが、この「西地区」にはデカいマンションが建つということか。

A : 地権者を中心とした事業を進め、地権者の生活再建・居住の確保に努める。

 

Q : 区が行った意向調査で、「再開発の検討を進めることに反対しない」とした6名を賛成に含め、71.7%が再開発賛成という数字にされた。

A : 準備組合がアンケートの後に面談で意向調査を行っており、本年5月以降に2件の積極意見を確保したと報告を受けている。

Q : 意向調査について、区の責任があるとは考えないか。現在訴えられているが。

A : 訴状が届いていないのでわからない(←出た~! )。地権者の同意率を高めていきたい。

⇑ 行政が準備組合の手先となって「同意率を高める」。

 

これね。当日の資料に載ってなくて、区議会の資料に載ってた。

267794028.pdf

「訴えられてる」、とはこれのことです。

「中野サンプラザ」周辺の再開発めぐり区職員が“虚偽の公文書”作成か…地元地権者が刑事告発 | 弁護士JPニュース

あと、この「共有者も1件」が問題で、マンションの賃貸どころか、分譲の人も意向表明の権利はなくって、大家・管理会社に一存。当然「賛成」。それと、都税事務所があるのだけど、それも「住民」として賛成している。

 

Q : 元のグランドデザインは14年前のもの。サンプラザが頓挫するなど、状況は変わっているのに「見直しの必要はない」とする根拠は何か。建設費高騰、人手不足、国の方針も環境配慮・脱炭素のために「既存ストックの活用」としている。180mのタワマン建設に公費が入るわけで、一般区民の納得が得られると思えない。総工費と区が負担する割合を示してほしい。

A : 上位計画に基づいて他のものも進めているので、齟齬が発生してはいけないので、見直しはしない。区民からは懸念があると思うが、事業者としっかり協議して進める。事業には、都市再開発法に基づき、補助することができる。総工費は未定であるが、補助できる項目は決まっているので問題ない。

⇑ これはひどい回答。しかもこの時だけ、超早口で聞き取れないくらいに丸めて喋った。卑怯。結局は、「他をこれでやっちゃったから、それに合わせる」「いったん決めたことは変えない」「グランドデザインは絶対」「区民が懸念をもっても見直しはしない、事業者とだけ相談」「総工費はわからない(東急・住友がそんなわけあるか)」ということ。

Q : 総工費はいつごろわかるのか、その後区民が意見できる場はあるのか。

A : 都市計画決定は目指す形を決めるものであり、具体的なことは組合施行による民間事業である(←つまり、公共のものではないから、区民は意見できない)。総工費は組合設立後に決まる。

 

その一方で「セントラルパークで働いている。活気づく、税収が増える、お店が増えるなど、まちづくりが進んでいくのはいいことだと思う。ただ、なぜ広場を二つも作る必要があるのか。四季の森があるから充分だと思う」という、なぜ、わざわざ説明会に来て質問したのだろう? というような、現状肯定の「質問」に対しては、「 みどりのネットワーク形成、ウォーカブル、歩いて楽しいまちづくりの実現に資する」云々、これまたパターン化した言葉で「丁寧な説明」を我が意を得たり、とばかりにしていた。質問者の「広場」という公共的なものは要らない、稼げる中野最高!という考え方もすごい。

 

他には、現在大妻中野が避難所であるという、中野5丁目の方から、広域の避難計画、防災井戸などについての質問。自転車を入れないで動く歩道を作ってほしい、という意見などがありました。

 

・最後に手を挙げた方の意見

この計画の用途地域変更による容積率200%から600%への変更というのはとても大きい。商業施設をたくさん入れる、ということも、区は説明していない。1020戸という住宅がいっぺんに増えることになり、防災的にどうなのか。

サンプラザの計画が見直しとなり、事業着手は2030年の見込みとなった。解体が始まるのもそれ以降。建築費は高騰し、国の補助金もずっと続くかはわからない。これも頓挫したら、区の負債となる。

そもそもなぜこの計画になったのか。超高層がはやっているからやっているのではないか。

地権者の合意は(実質的には)まだ半分。これを強引に進めると、後々しこりを残す。

 

・中野四丁目の現在(2026.8.8撮影)

区役所との間の道は並木が気持ちいい

通り沿いは商業用途が多い(個人店)

頑丈な扉& SECOM

サンプラザ側にセブンイレブンを作っている。
こうして「使用している」と、立ち退き料が高くできるらしい。

一本入ると静かな住宅地

「東地区」との間の道

駐車場がとても多い。
再開発予定地はこうして荒廃する。

 

ところで、中野サンプラザがなぜか「東映アニメーション70周年」仕様になっている。広場のフェンスの波線のところも、東アニの年表です。

東映アニメーション株式会社と連携し、中野サンプラザ広告活用事業を開始します!~アニメに愛を、中野に夢を。~ | 中野区

中野に本社があるから、というのだけど、なんか東アニといえば、お隣り練馬区の大泉スタジオ、というイメージ。「ここは練馬区か?」と思ってしまう。

再開発のフェンスにアニメとかいろんなものを貼って、殺風景なイメージをよくしよう、としますが、ウォッシュしなくてはいけない、というのは、結局再開発が汚いからではないでしょうか。

 

追記

説明会後に施設の一階に下りると、エレベーターの前に説明会にいなかったピタピタポロシャツ姿の男性3人が待ち構えるように「お疲れ様でした」と見送りをしていました。彼らは、住民意向についての鋭い質疑をした女性が下りてきたのを取り囲み、意向調査は正当だと説得していました。

デベロッパーですか?と確認したら1人は「東急です」と明言。正直でよろしいが、わたし的にはピタピタポロシャツはデベロッパーの制服。

 

囲町と駅前の状況はこちら。

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今度は杉並 ! : 外環道オープンハウス8.26 (後)

 

 

外環道シールドマシン4台のうち、唯一動いている大泉発進・北行きのカラッキィー(愛称。カラッキーではなくキィー)は、西荻北4丁目に突入。しかしたぶん、青梅街道の下で死んでいるグリルド(大泉発進・南行き)はもう直らないし、調布の陥没事故の地盤補修もできないだろうし、外環道はもうムリです(断定)。だから、カラッキィーは、練馬区と杉並区の地底に、意味もなく危険なだけの大穴を開けているだけ、ということになります。

マシンだけではなく、東京外環プロジェクトのHPもずっと停まっています(9月1日に確認して見られなかった、という人がいる)。やっと報告が出ていました。

 

9.16にスクショ

HPが見られないと、唯一稼働しているカラッキィーの位置も、騒音・振動測定結果も公表できないのだから、カラッキィーを停めるべきだと思います。

仕方がないので、カラッキィーがいそうなあたりをウロウロして、騒音・振動測定の人を見つけました。9月9日です。

地上観測の人もいました。
調布の立ち退き地域では、この人たちが住民の家をのぞいていた。
善福寺ではアスファルトの上に土が盛り上がってきた(穴が開いた?)が、
この人たちは気づかなかったそうです。

この先は杉並病院です(この記事を書いている9月16日にはもう到達しているかもしれない。HP見られないのでわからない)。杉並病院には入院病棟があります。ただでさえ病気なのに、騒音・振動・低周波があって大丈夫でしょうか。

今、裁判が進んでいる青梅街道インター予定地(練馬区関町南)での健康被害の様子が裁判で証言されていました。外環ネットの方が記事を書いてくれています。すさまじい状況です。善福寺川上流調節池沿線の人は、明日は我が身ですよ。

そして杉並病院に入院している人は、そもそも外環道のことを知らないので、なんで気持ちが悪いのだろう???と、わけがわからないのではないか。それと、精密機器とかに影響しないのか。

 

note.com

 

 

そんな善福寺・西荻北のある、2026.8.26桃井第四小学校・杉並説明会。桃四の前は、一本目「カラッキィー」の北行シールドトンネル(北/南行というのは、完成した道路の車の進行方向)が通っています。

意見交換会(50人くらい参加)では、最初に「まず資料p.57-63以外の説明をして、その部分についての質疑、次にp.57-63の説明と質疑、最後に全体の質疑時間を設ける」と宣言されました。

p.57-63はグリルド事故のところ。これを切り分けて、問題を小さくしようという企みです。みんなグリルド事故のことが言いたいのに。

「それ以外」について、私の「なぜ事故や健康被害を資料に載せないのだ」という質問については、本記事前編で書きました。

nishiogidrunker.hateblo.jp

 

さて、ようやくp.57-63です。

ここには何が書かれているか、というと

1.グリルドのどこが壊れているか。

マシンの先頭にあるカッターを回転させるための大ギヤが破損、その周辺のベアリングのコロも破損している。

 

2.破損の原因は2022年大泉での防水壁激突事故。

大泉(発進直後)で、ランプトンネルとの接続工事のため、地下水の侵入を防ぐ防水壁を建てた。ウレタン製でマシンでぶち抜けるはずの防水壁(考えてみると、そのウレタンは地中に散逸するのだろうか。マイクロ?プラスティック汚染というやつではないか、というか産業廃棄物を埋めているようなもの)ではなく、金属製の支持鋼板に激突してしまった。

これについては、私は上石神井説明会で質問したのですが、どうしてそんな単純ミスが起きたのだろうか。設計会社(パシフィック・コンサルティング)の設計ミスだ、というのだけれど、この下ページの図面だと、「正しい」よりも「接触時」の方が、全体が下にずり落ちています。地下水が多いから防水壁が必要だった、というけれど、軟弱地盤で下がった(そしてそれを計算していなかった)のではないか?そこは質問する時間がなかった。

 

 

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なんかこんな管理しかできない事業者で大丈夫?(ではない)と、住民からの猛烈な突っ込みが始まります(複数の方の質疑を内容別にまとめて書いています)。

 

なぜ、事故に気づかなかったのか

グリルドは2026.1.20に「異音が発生」し、点検したところ、「大ギヤに破損が見つかり」停止。翌日21日には杉並説明会が行われていたのだが、その時にはこの話は公表されなかった。「調査中だったから」と言うが、「異音がして停まっている」は事実なのだから、これからマシンが来るかもしれない杉並区に説明をするなら、絶対伝えるべき。

 

Q : 「微細な欠けがあった」というが、2022年の事故で欠けが発生し、その後4年もわからなかったのか。

A : 損傷を示す兆候がなかったので、そのまま掘進していたら、摩耗が進んだものとみられる。

⇑ ひどいなぁ。地上を走る自動車で交通事故起こしたとき、この言い訳は絶対通らないだろ。

 

Q : 内部損傷の判断には異音しか基準がないのか。

A : 異音があり、点検したのでわかった。

Q : それは誰がどこで検出したのか。データを公表すべきだ。

A : 工事のJV(大成建設)が確認した。ガリガリという音。

 

それ以前から壊れていた疑惑が。

Q : 練馬区で振動・騒音の訴えが2025年9月に一斉に出ている。杉並区でも振動・騒音がひどかった。これが破損の兆候であるとなぜ考えないのか。

Q : ベアリングは2022年から徐々に壊れていったのか、それとも12月20日直前に強い摩擦がかかって一気に壊れたのか。

A : ギヤの破片が旋回管の中に入ってこすれたと推定している。ベアリングは2022年にすぐ壊れたのではなく、コロ(ベアリングの中の回る部分)が横倒しになって一気に拡大した。異音まで、データでは異常はなかった。

⇑ ドミノ倒しみたいに? そんな工事機械はイヤだ。

 

コロはどのように破損しているのか

これについては、質問する住民の方から「壊れ方が全体に及んでいてどうしようもない」と指摘があったのですが、「軽微なものも含め、全周に変状」「保持器の一部消失」「横倒しは一部の範囲に集中」って、まるでちょこっと欠けているだけ、みたい。

実際どのように壊れているか、書いてないのです。

「コロっていくつあって、そのうち何個壊れているんですか?」

と、(実は上石神井で聞いて知っていたのだけど)私は、もうめんどくさいので質問している住民の方にマイクレスで尋ねました。だって事業者よりちゃんと正確に答えてくれるから。事業者の隠したいことを。

「コロは1000個あって、スラストの50%、ラジアルの30%が破損している」

「えええっ!! そんなに!!」

これが壊れている範囲。

ところでこの図は、説明会資料には載っていません。

どのくらい壊れているか、壊れたところはどうなっているのか、そういうことが「素人にもぱっと一目でわかる」こんな図面が、実は存在しているのです。

 

 

 

 

これが載っているのは「トンネル等施工検討委員会」の資料(2026.7.22)。外環プロジエクトのHPのどこから行くのか、今停まっているからわかりませんが、こちらは見られます。本来なら説明会で出すべき情報が、ここにしか載っていません。

https://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/pi_kouhou/pdf/20260728_s2.pdf

 

p.57-63以外の質問

20:00終了予定だった意見交換は「30分伸ばす」「21:00には撤収」として、無理やり進行され、まだ破損の話が残っているのに、予定通り「その他、全体の質問」に移ってしまった。桃四を使ってるのだから、杉並区が配慮すれば、もっと延長できたはず。

 

Q : 最近大地震が心配されている。外環道が完成・供用したときには大地震にも耐えられる、というが、工事中の壁面が完成していない状態で地震が来たら耐えられるのか。大雨で地盤が緩み、土地が沈んだらどうか。

A : シールド工法はセグメントで壁面のリングを組み立てながら進むので、必要な強度はある。

Q : 熊本地震は震度7が二回起こった。最初の地震で歪んだところが、次の揺れで壊れることがある。そうした想定はしているのか。

⇑ これにはまたしても「震度というのは~」と、はぐらかす。想定してないな。

 

Q : 大泉の発進立て坑はニューマチック・ケーソン工法で行っていた。これもすさまじい振動と騒音を伴う。近隣から被害の訴えはなかったのか。振動・騒音はない、となぜ言い切れるのか。

A : 近隣には配慮しながら施工している。

 

Q : 防水壁にぶつかった「設計ミス」をした会社はどこか。前に問い合わせたら教えてもらえなかった。

⇑ 住民から「パシコンだ、パシコンだ」と声が上がる。

A : パシコンでございます。

⇑ ちゃんとパシフィック・コンサルティング、と言いなさいよ。

Q : このような設計ミスをした事業者をこれからも使うのか。

A : 同様の工事の設計をすることは考えていないが、設計は競争入札なので、事業者が応募した場合、使う可能性はある。

⇑ 工事じゃないけど、東京五輪で汚職した電通は公共事業から入札停止でした。

 

Q : 善福寺ではマシンが通り過ぎてからも振動が起きた。揺れたから測定に来てくれ、と言ってすぐに来ない。

A : お問い合わせがあれば積極的にうかがうことにしている。丁寧に対応している。

Q : 即応していない。いつ掘進をしているのかわからない。

A : 南行き(グリルド)再開のときはお知らせします。

⇑ もうずっと停まっていてください。

増水した川には近づかない!

原寺分橋上流。水草がはっきりと島のように出ている。

原寺分橋下流、下水吐け口の手前。水草は水没している。
なんとアオサギが神々しく写っていた。

原寺分橋下水吐け口。暗くてわかりにくいが、
吐け口からの水流があるようにみえる。
水量はあきらかに多い。

宿橋下流。ここが一番水位が高く見える。

原橋下流、下水道吐け口。放流はしていない?



 

 

 

原寺分橋、宿橋、原橋の水量を観察しました。

2026.09.16、19:30前後。

この時点では雨は小降り(傘差さないでも我慢できる程度)になっていましたが、朝からずっと雨、ピーク時は10〜11mm程度だったようです。

yahoo天気・杉並区。
区役所の位置なので、線状降水帯などは
ニシオギとだいぶ雨量が異なる。

帰宅途中に原橋を見ると、やはり増水しているな、という印象で、しかし「近づいたらダメ!」というレベルではなくなっていたので、以前から気になっていた、武蔵野市下水吐け口のある、原橋、原寺分橋よりも上流は増水しているのか?調査をしてみることにしました。

いつも書いていますが、原橋、原寺分橋の2カ所には、川のない住みたい街No.1武蔵野市の面積6割の下水が、大雨で落合水再生センターのキャパがオーバーすると、善福寺川に放出する吐け口があります。

善福寺川上流調節池を作らなくてはいけない根拠は、豪雨時の増水で杉並区が危険、ということになっていますが、その増水の中身は何か、ということです。東京都は「大雨のため」だけを繰り返しますが、原因が武蔵野市の下水流入なら、違う対策が必要です。

しかし杉並区は下水の放出量については「わからない」と言うし、いつ放出されるかの通知もないそうです。さすが住みたい街No.1、お隣に下水を垂れ流し放題ですか、というイヤミはともかく、そんないい加減なことをしている下水道局がどこにありますか。もし本当に、武蔵野市も杉並区も東京都も「いつ、どれだけ放出するか」わかっていないのなら、「水害対策」というならば今すぐ把握するシステムを構築すべきです。

 

もし放出量が「わからない」としたら、増水の原因を知るには、原寺分橋上流の善福寺1丁目の流量と、下水流入時点の下流の流量の差を調べるという方法があります。

ところが!

原寺分橋上流には、水量計もライブカメラも設置されていません!これはもう、上流は増水のおそれがない、と杉並区が考えているのでは?(2005年水害では善福寺でも床下浸水がありましたが、これは川の溢水ではなく、内水氾濫。トイレや風呂が逆流した家もあったそうです)。

杉並区河川ライブカメラ|杉並区公式ホームページ

先日、近隣住民が杉並区に、原寺分橋ライブカメラに水位目盛りをつけろ、と訴えましたが、「つけようと思って調べたら、値段が高くて。ただ目盛りを貼るのではなく、測量が必要なので何百万もする」と言われました(それはボッタクリでは?と反論)。

原橋のライブカメラは東京都ですが、吐け口と水位目盛りのある右岸側ではなく、左岸を向いているため、あまり意味がない。

原橋の水位目盛り。この真上にライブカメラがある。

 

東京都がリアルタイムで水位や調節池稼働をリアルタイムで発表しているサイトはこちら。

東京都 水防災総合情報システム

9.16の夜の様子をスクショ。

 

これを見ると、やはり19:30よりもう少し早ければ、有意な差が見られたかもしれませんが、私も監視カメラではないし(その監視カメラが必要な場所にないからほしいデータがない)、あまり増水している時には行きたくない(行ってはいけない)し、ここから先は、行政がきちんとした調査をするべきでしょう。

しかし、今回の私の写真だけ見ても、原寺分橋上流だけ、明らかに水が少ないと思いませんか?

 

みなさんも調査する際は、絶対に増水時には行わないでくださいね !

 

 

その他の参考サイト : 豪雨後に警報の発令や調節池に貯留を実施したか、などが発表される。リアルタイムではない。

水防活動の記録|水防活動の支援・取組み|東京都建設局

トロールの森 2026 出展します !!

 

 

 

朗読の告知です。

 

トロールの森 2026 善福寺公園上池・まちなか

2026.11.3-23

イケガミアツコ・朗読『大菩薩峠』

 

[善福寺公園] DBT in the Forest 2

会期中2~3日おき(雨天中止)12:00~16:00

くぬぎ広場、ほか園内(場所は当日インフォメーションの掲示板に掲出します)。

https://trollsinthepark.com/portfolio/atsuko-ikegami/

 

[まちなか] DBT on the Street ニシオギ

2026.11.3 12:00~16:00 (雨天延期)

西荻窪北口・なかよし小路 茶舗あすか前

https://trollsinthepark.com/portfolio/ikegam_town/

 

 

いずれも 実施予定はinstagram @ikeofthedbtにて直前に発表。

https://www.instagram.com/ikeofthedbt/

本は風雨に弱いため、天候に左右されます、ご了承ください。

 

予告ビデオ。


www.youtube.com

 

よろしくおねがいします。